2005年03月01日

みまかれた人の魂のために


芽吹いたばかりの 木立ちの上を
流れてゆくのは 春の雲たち
過ぎてゆくのは 冬の光と
影と いくつもの想い出

みまかれた人の 魂のような
透きとおった そよ風が
やがて訪れる 季節の彼方へと
静かに 吹き抜けている

《積み重なった苦しみも ゆっくりと
消えてゆくことが あるはず
たとえ 離れていても――》

忘れ得ぬ 遥かな悲しみに
ほのかな温もりを 感じ始めた
浅い春の 夕暮れの中で……

umi09.jpg

*English version
posted by Yasuhiko Kambe at 22:17| Comment(0) | Passage | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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