2005年03月01日

沼のほとりで


優しい たそがれの中を
遠く走り去るのは 高原への列車
軽やかなリズムで 鏡のような水面(みなも)を
微かに 震わせ……

そして 渡り鳥たちも
羽ばたいてゆく 長かった
冬の物語から いっせいに
抜け出すかのように

ああ! 峠を越えた山里や
置きわすれてきた 淡い追憶は
今ごろ どうしているだろう

私はひとり 空を見上げ
いきなり訪れた 春風に
そっと想いを託す 沼のほとりで……


numa1.jpg (Photo: Y. Kambe)
posted by Yasuhiko Kambe at 19:25| Comment(0) | Passage | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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