2005年03月01日

碓氷峠初秋


まるで 陽だまりのような
想い出に包まれて 懐かしい旅路を
独り たどってゆく
急ぎすぎる 毎日を忘れて……

そこには 遠い夢の数々が
息をひそめて 去りゆく人と時を
物言わず 見守っている
二度と来ない 列車を待ちながら

季節はずれの夏草が
優しく 高原の風にそよぎ
思いがけない客人(まろうど)に 挨拶している――

回想の中へ伸びてゆく 赤錆びたレールに
そっと耳をあてれば いつしか想いは
凍りついてゆく 静かに 眠るように……

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posted by Yasuhiko Kambe at 17:27| Comment(0) | Passage | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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